つくり家ぐらし

築50年の元教室を程よくセルフでリノベーション

DIY:その1 巾木(はばき)を自分で取り付けよう

夫です。

 

『ところで巾木とはなんぞや』という方も居られると思いますのでざっくり説明致しますと

 

『幅木(巾木、はばき)は、床面に接する壁の下部に取り付ける部材。装飾及び汚れやすい壁下部の保護を目的とする。木材だけでなく、石材、タイル、金属、合成樹脂なども用いられる。』

出典:Wikipedia.

 

とのことです。


早い話が『壁と床の継ぎ目を隠してオシャレにガードしようぜ』という物ですね。

なので場合によってはつけないという選択肢もありまして、それはそれでスッキリ仕上がったりするかもしれません。


ただ、我が家のように古い建物をリノベーションする際、新たに壁を作ると

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こんな風に壁と床の間に隙間が出来たりしてしまう訳です。

 

これはやはり巾木で隠したい。


今回のリノベ会社は、この仕上がりを見て分かる通り巾木を取り付ける前提で設計し、当初の見積もりにもその費用が含まれておりました。

 

費用は出来る限り抑えたいと希望したので、選定されていたのは最も安価で施工も簡単な『ソフト巾木』

オフィスや安い賃貸マンションなんかで良く使われてる樹脂製の巾木ですね。

でも、樹脂製では部屋の雰囲気に合わないのでこれはナシ。

木製、出来れば無垢の木がいい...

 

巾木の施工を専門業者に依頼すると、

ソフト巾木【200〜500円/1m】

 木巾木 【600〜1000円/1m】

位が相場みたいですね。

 

ちなみに我が家の場合は、採寸したところ72m必要でした。

 

よろしい!ならばDIYだ!

 

失敗してもそんなに困る部分でもないし、やれそうなとこは自分でやってやろう。


となれば、早速材料を購入...いや、家にある古材を使えば材料費もタダですやん。



 
幸い趣味が高じて木工器具はそれなりに揃っている。

というわけで巾木の生産開始。


この長机の天板を使います。

長さ124㎝、幅45㎝、厚さ3.5㎝の板。

コレを端からスライスしていけばちょうどいいものができそうです。

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大きくて扱いづらいので、まず丸ノコで半分にカット。

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テーブルソー(自作)を使って端から5㎜幅でスライスしていきます。

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切れました。

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いい感じなのでどんどん切ります

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あとはカンナで角を落として完成です。

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では早速壁に貼っていきましょう

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木工用接着剤を塗って〜

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貼って〜

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穴開けて〜

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ネジ留めして〜

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できた!

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普通は木巾木の場合、ネジではなくタッカーなどで取り付けていくみたいです。

が、ネジ留めの方が目立たないと思い、今回はこのようなやり方にしてみました。

こうして自分なりに考えてやってみる事そのものがDIYの醍醐味の一つだと思います。

 

次回、

〝床塗り作業で起こった悲劇〟

      をお送りいたします。