DIY:その2 フローリングの塗装②~水性ステインで着色~
夫です。
前回フローリングの下地調整を終えました。
今回は、シミや色ムラを消すべく着色剤で着色して行こうかと思います。
木材の着色方法はいくつかありますが、ざっくり分けるならば
①色のついた塗料を木材の表面に塗る
②着色剤で木材を直接染める
と、この2つでしょうか。
①はわかりやすい例で言えば、絵の具やペンキを木に塗るような感じですね。
つまり木の表面に色を乗せるやり方です。
②は、着色剤で木そのものに色を染み込ませる方法。
無塗装の木にコーヒーをこぼすと当然シミになりますよね。アレです。
ただ着色するだけなので上塗り塗料での上塗りは必要です。
そして、今回の着色方法ですが②で行きます。
床のシミや色ムラをごまかし、木目などの木の風合いを際立たせるには②の着色方法が有効です。
というわけで今回用意した着色剤がコチラ
水性ステイン 500g - 大橋塗料【本店】塗料専門店通販ショッピングサイト 家具塗装/水性着色剤/ユニオンペイント
一般的に『ステイン』と呼ばれるものです。
木部着色剤といえばこの『ステイン』が主流でしょう。
そしてステインにも大きく2タイプありまして、油性ステインと水性ステインです。
油性ステインは着色剤をシンナーや石油系有機溶剤で溶いたもので、薄めたり用具の洗浄をするにはペイントうすめ液などが必要。
木には深く浸透して着色力は高い。
臭いがキツく、換気が悪いと体に悪い。
水性ステインは着色剤を水で溶いたもので、薄めるのも塗装用具を洗うのも水道水でOK。
着色力は油性ステインには劣る。
ほぼ無臭なので塗りやすい。
といった所でしょうか。
今回は水性ステインを使います。
かなり広い範囲を塗るので水性ステインの方が施工はしやすいでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが作業に入ります。
やり方は、ステインを塗って染み込ませ、乾く前に拭き取るだけ。
簡単ですね。
『時間も無いし、全面一度に塗って最後に一気に拭き取ろう』
『あれあれ、結構手間取るなー(焦』
『とりあえず塗れたけどやばくない?急いで拭き取りだー!』
『はい、すっかり乾きました(絶望』
こうなると水拭きしてもなかなか取れません。
皆さんが広範囲を塗る時は狭い範囲を少しずつ塗っていきましょうね。そうでないとこうなります。
こんな失敗例なかなか見れないよ、いいもん見れたねお客さん。
固まってしまった着色剤は、ホームセンターにも売っているラッカーシンナー等で落とすことができます。
翌日、着色剤をシンナーで溶かして床に擦り込みながら拭き取りました。
でも床の色の差はほぼ無くなりましたね。
結果オーライ。
こんな行き当たりばったりでもいいんです。
DIYだしね。
次回は上塗りです。