つくり家ぐらし

築50年の元教室を程よくセルフでリノベーション

リノベーション、既存床を使いたい。

本日は床の話です。

この建物のリノベーションの話が出た時から、夫婦で決めていたことがあります。
床は既存のものを使いたい。

だって、めちゃめちゃ良い感じだもん。

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かなり年季入っていて、汚いけど。
加工してこのブログのタイトル背景にも使っています。(本職)

しかし、最初リノベーションの会社の人にその話をしたところ
あまり良い顔をされませんでした。

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↑ここが和室だから。
(今回リノベーションするのは右半分なので、横の和室は今回は関係なしです)
和室なので当然、現在畳が敷いてあります。
一般的に畳の下って、角材で底上げしてあって空洞ができるようにしてありますよね。
たぶん。
私のもう1人の祖母の家はそうなってました。
空洞のところに新聞が敷いてあった。
ちょうど良い画像の持ち合わせがないので私の雑な絵で……伝わりますでしょうか。

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ぐぐった方が早いかもしれませんね。


そうなると、そこの部分はどうしてもフローリングを新規で作らなければいけない。
リビングの途中でデザインの意図なく床の素材が切り替わるのは、
建築や内装の仕事をしている人なら看過できない状況なのは分かります。

いやでも待てよ。
なんとなくなんだけど、そうじゃない
そうじゃない気がするんだ


和室のところへ行って

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畳を
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よっこらせ。

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_人人人人人人人_
> 床あるやん <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄


リノベ会社の人驚いてました。

※分かりやすい写真が残ってませんでした。すみません。
でも実物の写真です。

ということで大丈夫です。

リビング全面既存床でいけます。



と言いつつ、既存床を使うメリットデメリットも考えておきましょう。
これはリノベ会社の人と話していて感じたところです。

【メリット】
・新設では出せない、使い込まれた味わいがある
・新設より安く済む

【デメリット】
・床暖房が入れられない
・床下配管ができないため、水回りを一段高くする必要がある
→既存床の上に配管を作り、その上に新たに床を作る
※現状の間取りでは、水回りは全て壁に面している (外から壁を通して配管)
・既存とはいえある程度加工は必要かな

正直、床暖房はちょっと惹かれました
でもそれは既存床の味わいには敵わない。
リビングスペースだけホットカーペットを敷くことで対応しましょう。

水回りが一段高くなるのはまあバリアフリーではないけれど
それを言うなら階段が急な家の2階に住む時点で全然バリアフリーじゃないので大した問題じゃない。

床の加工は、夫が張り切っているのでむしろ大歓迎。

そんな感じで予定通り、床は既存のものを使うことになりました。



ちなみに工事で畳や敷居を全て取り去ったところ

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色の差が半端ない。
黒いところが床として使われていた部分、
白いところが畳が敷いてあったり壁や敷居があった部分です。

この差をどうするのか…それは夫担当。
きっといつか記事にしてくれることでしょう。
(引き渡し前現在、床に何を塗るか色々調べているようです)