つくり家ぐらし

築50年の元教室を程よくセルフでリノベーション

工事中、色々あった

今日は工事中にあった小さなトラブルについて振り返りたいと思います。

電気屋さんの勘違い?
これは本筋のリノベーションとは少しずれるのですが、
今回の工事で1階も電気配線だけ引き直すことにしました。
築50年、夫が1階のコンセントを使ったら火花が散ったことも。
これから住み続けるのであれば、電気配線を引き直すのは必要だという判断をしました。
リノベ会社の人も「そうですね、危険ですから工事しましょう」と言っていました。

基本的に1階は全ての照明器具はそのまま使用。
古い配線は根元で切断し使えない状態にして放置、
その横に新しく配線をしてコンセントを設置するということなりました。

そして登場した電気屋さん。
古い照明は全て撤去し、数を減らして照明を新設する。
コンセントを引き直すのは西側の部屋のみ
と言っています。
???
全然話違うんですけど。

「そういうことでいいですよね?」的に確認されたんですが、
違いすぎてどう返答していいか分からない。
さらには、配線は基本的に劣化はなく半永久的に使用できるので引き直す必要はない。
という話も。
それが本当なら工事自体不要なのでは?
不安しかない。
とりあえずリノベ会社に連絡したところ、ものすごく慌ててました。
そりゃそうだ。

一応、電気屋さんが現れた日の翌週に綿密な打ち合わせをする予定になっていたそうで、
概要しか伝えていない状態で電気屋さんが動いてしまった様子。

半永久という言葉の意味については、
「火が出たなどの問題がないようなら、現状そのまま使っても問題ない。
"問題が起きていなくて使えている箇所は、問題が起きるまでは使える"」
というとんちのような主張。
一休さん解説お願いします。

とにかく、既に火花が散った事実があり、壁内・天井内でどうなっているかわからないのと、
普通に使えている箇所でも今後絶対安全かどうかがわからないため、
工事はした方がいいとのことでした。
日本電線工業会が公表する電線の耐用年数は2030年という資料も送られてきました。

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そこをあまり疑ってはいなくて、むしろ半永久ってどういうことだよという感じだったので
電気工事は予定通りしてもらうことにしました。
しかし、電気屋さんの発言には謎が残る。



■階段を養生してくれない
今回メインでリノベーションをしたのは2階です。
作業場となる2階は作業開始と同時に養生されたのですが、
階段がノーマーク。
それでいて大工さんたち、結構豪快にものを運ぶもんだから
気付いた時には階段が傷だらけになっていました…。
リノベ会社に連絡をしたらすぐに養生をしてくれましたが、最初からして欲しかったな…



■畳屋騒動
今回、和室は断熱工事と電気配線の引き直しのみで他は何もしない予定でした。
ただ、断熱材を入れることで壁が5cmほど内側に厚くなるので、
壁側の畳がはまらなくなるんです。

f:id:renov-da-wasshoi:20200915001540p:plain
なので、その2枚だけ幅を小さくした畳を作り直してもらうことになりました。
残り4枚は古いままでいいかな、と。
そのうちこの和室もリノベーションする予定だし、その時に考えようと。

その将来のリノベーションを視野に入れ、断熱は押し入れや床の間部分にも施すことになりました。
とすると、押し入れの襖が完全には閉まらなくなるんですよね。
でもまあ、それもそのままでいいか、ということになりました。


そしてその日は突然やってくる。


押し入れの襖が撤去されてました。

父曰く、「畳屋さんがきて颯爽と持って帰った」とのこと。
ちなみに畳は全て残っています。

はい、リノベ会社に連絡!!
と、「畳屋さんが襖も替えると勘違いして持って帰っちゃったみたいで…まだ残っているか確認しますが、もしもう処分されてしまった場合、費用はこちら持ちで新しい襖を用意します」

リノベ会社と施工業者の連絡、どうなってるんだ。

でもまあ、普通に考えてリフォームする家にボロボロの襖があったら交換すると思っちゃうよね。

f:id:renov-da-wasshoi:20200915002408j:plainボロボロの襖
とはいえリノベ会社が指示を出してはいないだろうから、
思い込みで勝手に行動するのはどうかと思うけれど。


そしてそれだけでは終わらない。


ある日、畳も全撤去されてました。

アレレェ、畳を替えるのは壁側の2枚だけのはずなんだけどナァ〜?
(見た目は子供頭脳は大人風イメージ)


えーっと、これも確認しますね。

えーっと、畳屋さんが勘違いして持って帰っちゃったらしいです。

同じ間違いが2回連続で起こるってどうなの。


最終的に襖も畳もリノベ会社負担で全て新品になりました。

リノベ会社の指示出しが悪いのか、畳屋がフリーダムすぎるのか分かりませんが、
仕事人としてちょっとどうかと思いますね…

まあリノベ会社の人謝ってくれましたし、
襖も畳も綺麗になって良かったと思うことにしましょうか。
仏間はとりあえずそのままにしておく話でしたけどね!



外壁工事の時も思ったんですが、
この業界、営業サイドと職人サイドの意思の疎通がうまく取れてないことが多いんでしょうか?
友人で、大学を出て建築現場監督していた女の子がいるんですが、さぞ大変だっただろう…。
正直建設業界そのものに不信感を持ってしまいました。

それとも、我が家がはずれを引きまくってしまっただけ?